ほかにも、あなたの自己紹介や、話し方を強化できる方法があります。

その名も、「言葉貯金」

日常のなかで、「いいね!」と思った言葉を、ノートや手帳にメモしておくんです。

「言葉貯金」をしていくと、話のタネが生まれたり、うまい言い方を学べるので、自分の話し方が変わっていくことが実感できますよ。

お気に入りの言葉を収集して話に活かす

私は長年、話し方に自信がなかったので、「言葉貯金」を増やしてきました。

学生時代は単語カードやノートなどに書き留めていましたが、現在はスマホのアプリを使ってメモし続けています。

私が使っているメモアプリは、日記用に開発されたものなので、日付表示が大変見やすくなっています。

ここに、覚えたい単語、誰かと話しているときに気になった言葉、気に入った名言、短いエピソードなどを、どんどん書き込んでいきます。

どんなことを書いたらいいかわからない場合は、次の3つから書くようにしてください。

①ちょっと「いいな」と思った言葉
②「使ってみたいな」と感じた言葉
③「うまいこというなぁ」と感心した言葉

カテゴリーなどで細かく分けるとあとで面倒になるので、時間ごとに、言葉のメモをしていけばいいと思います。

その語彙(ごい)やフレーズに出会った時間で分けると、「あぁ、あの暑い日に出会った言葉だな」なんて、記憶にも残りやすいのです。

言葉貯金は、「1日3つ、カテゴリーにこだわらず、新しい語彙を書き込む」ことを、当初の目標にしてはどうでしょうか。

言葉を収集しようとすると、「カラーバス効果」といって、自分の意識しているものにどんどん目がいくようになります。これは脳の特性です。

昨日まで気にならなかったことが、今流行っていると知ると、急にあちこちで目に飛び込んできたりします。

このカラーバス効果をうまく活用し、どんどん言葉の貯金をしていってください。

そして、できるだけ頻繁に、自分で書き込んだ言葉を読み直すようにしてください。

この、見返す作業が大切なのです。