こらあ祭りだ!

関西エアポート「10日午前中」

 ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは、同社の貨物機「ベルーガST」が2022年5月6日にフランス・マルセイユを出発し、近日中に神戸空港へ飛来する予定と発表しました。同空港を運営する関西エアポートの公式SNSアカウントによると、飛来は10日午前中とのことです。

「ベルーガST」は旅客機「A300-600」をベースとし、おもに航空機のパーツを輸送する目的で作られました。翼などの長尺の荷物を運ぶために、胴体上部が大きく膨らんだルックスが特徴で、その姿から「ベルーガ(シロイルカ)」と称されます。「ベルーガST」はこの特別輸送機「ベルーガ」シリーズの初期タイプにあたり、現在は、航空機のパーツ輸送業務は後継機である「ベルーガXL」が主担当をしています。

 エアバスでは、2022年1月にパーツ輸送から外れた「ベルーガST」を利用して、大型貨物の空輸サービスを提供する新事業を立ち上げ。これは同型機を用いて宇宙、エネルギー、防衛、航空、海運、人道支援などの分野の一般顧客に対し、大型貨物の空輸を行うというものです。

 今回「ベルーガST」は、エアバス製のヘリコプター「H225」を神戸空港へ輸送するためにやってくる予定です。H225は11トンクラスの新鋭双発ヘリコプターで、最新の電子機器と最高峰のオートパイロットを備えるほか、航続性能、高速性能に優れ、用途に応じた多様な装備品の搭載も可能といいます。