国道1号北勢バイパスが、2024年度に延伸開通する見込みです。

延長4.1kmが開通予定

 国道1号の北勢バイパスが、2024年度に南へ延伸する予定です。この道路に対し、どのような声が集まっているのでしょうか。

 北勢バイパスは、三重県の川越町南福崎(みえ川越IC付近の国道23号)と、四日市市釆女町(国道1号)を結ぶ計画延長21.0kmの道路です。並走する国道1号・国道23号などの渋滞緩和や交通安全の確保、地域活性化の支援を目的に整備が進められています。

 これまでに、起点の川越町南福崎から四日市市内の市道日永八郷線までの延長8.5kmが完成4車線や暫定2車線で開通しています。

 2024年度は、「トンネル工事が順調に進んだ場合」という条件が付きますが、市道日永八郷線から国道477号バイパスまでの延長4.1kmが開通する見込みです。

 途中の坂部トンネル(延長870m)は、ゴルフ場の直下を通ります。最小土被りが3.4mと接近しているため、地表への影響を考慮してパイプルーフ工法を採用しています。同トンネルは2023年10月に掘削を終えており、現在はトンネル内のコンクリート覆工などが進められています。

 北勢バイパスが国道477号バイパスまで開通すると、既開通区間から東名阪道(四日市IC)や新名神(菰野IC)へのアクセス性が向上します。

 SNSでは「やっとかよ〜」「楽しみだな」といった待望の声や、「R1やR23が走りやすくなりそう」と並走する現道の混雑緩和を期待する人も。また、「最低でも片側2車線で采女の国道1号まで開通しないと意味ない」と、完成4車線での早期全線開通を求める人もいました。

 なお、北勢バイパスは残りの国道477号バイパス〜四日市市釆女町間8.4kmも事業が進んでおり、同じく事業中の鈴鹿四日市道路も整備されると、全通済みの国道23号中勢バイパスに接続します。

 これらの道路がすべて開通すると、四日市・鈴鹿・津・松阪を南北に結ぶ総延長約60kmの大規模なバイパス道路が出来上がります。