今月22日、大田市の飲食店で海鮮丼を食べた6人が食中毒を起こし、県央保健所はこの飲食店を2日間の営業停止処分とした。
22日、浜田市の医療機関から保健所に食中毒が疑われる患者が受診したと連絡があり、保健所が調査したところ、22日午後2時から午後10時の間に、大田市の飲食店で海鮮丼を食べた60代から70代の男女6人が嘔吐や下痢、発熱などの症状が訴えていることが分かった。
さらに検査したところ、患者の便から寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」が検出され、保健所はこの飲食店が原因の食中毒であると断定、2日間の営業停止処分とした。
6人は入院しておらず、全員が快方に向かっているという。
寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」はヒラメに寄生することが知られていて、海鮮丼にもヒラメの刺身が入っていた。
保健所によると、この寄生虫は冷凍(ー20度で4時間以上)か、加熱(中心温度75度で5分以上)することで病原性が失われることが確認されている。