「出雲駅伝」を立ち上げた当時の出雲市長・岩國哲人さんが、10月6日に亡くなったことがわかりました。87歳でした。

関係者によりますと、岩國さんは親族がいるアメリカ・シカゴの病院で、現地時間の6日夕方、亡くなったということです。
87歳でした。

岩國さんは、アメリカの証券会社などを経て1989年の出雲市長選で初当選。
6年間の在任中には「神伝」の名で親しまれた「出雲駅伝」の前身のロードレース大会を誘致しました。

記者発表時の岩國哲人さん:
「出雲圏域を中心に、地域住民の方にスポーツの輪を広げていくこと、島根県そして古い伝説と神話を誇る神々のふるさと出雲を、全国に広める主旨として“神伝”という言い方で、これから宣伝していきたいと考えている」

また、現在、出雲駅伝のゴールになっている出雲ドームを建設したほか、斬新な施策で市民サービスの向上を図り、全国からも注目されました。

1995年、任期途中で退任した後、国政に転身、2009年まで13年にわたって衆議院議員を務めました。