駅伝シーズン開幕「出雲駅伝」駒澤が連覇達成 出雲出身・伊藤蒼唯選手も快走で貢献(島根・出雲市)
出雲市出身の2年生伊藤蒼唯選手が大会初出場。
ふるさと出雲路で活躍を見せました。
35回目を迎えた出雲駅伝は、午後1時5分、連覇を狙う駒澤など21チームのランナーが出雲大社前をスタート。
4年ぶりに「声出し」の応援が解禁され、神門通りでは、沿道の観客からの声援を受け、1区のランナーが一気に駆けおりる光景も復活しました。
レースは2022年の覇者・駒澤が、1区で先頭に立つと、リードを保ったまま、第3中継所へ。
待ち受けるのは、4区担当、出雲市出身の伊藤蒼唯選手です。
2023年の箱根で区間賞を獲得し、駒澤優勝の原動力になりましたが、ふるさと出雲の舞台は今年、初出場です。
中継所では出雲の期待の星、伊藤選手に声援を送ろうと、多くのファンが待ち構えていました。
応援する人:
「ぜひ楽しんで思い切って走ってもらいたいです」
「自分の納得が出来る走りをして欲しいです」
「がんばれ〜」
4区は6区間で2番目に短い6.2キロ。
各チームのスピードランナーが揃う中、伊藤選手は序盤から積極的な走りを見せます。
伊藤選手の母・みどりさん:
「もうドキドキですよ、緊張しすぎて何も言葉が出てきません」
沿道では、母・みどりさんと、弟の三葉さんがスマートフォンで観戦。
伊藤選手弟・三葉さん:
「(母が作ったプラカードで)これで、ちょっとでも力になってもらえればと思います」
お母さん手づくりのプラカードを手に持ち声援を送りました。
伊藤選手の母・みどりさん:
「苦しそうでしたね、強い先輩がいっぱいいるので、安心して走れたのではないかと思います。怖かった〜」
伊藤選手の弟・三葉さん:
「かっこよかった」
伊藤選手は区間3位の走りでトップでタスキをつなぎました。
駒澤大学は、トップでタスキをつなぐ快走を見せ、大会記録を更新、連覇を果たしました。
伊藤蒼唯選手:
「親に見せたいというのが1番だったので、チーム優勝に貢献できて嬉しかったです。また、(優勝の時間は)大会記録だと思うのですが、個人だけ見ると、区間3位だったので、自力が足りないと感じた大会でした」
駒澤大学、大学三冠への挑戦は11月の伊勢、1月の箱根と続きます。
史上初の2年連続の三冠達成へ、ふるさと出雲路のデビューを飾った伊藤選手の走りからも目が離せません。