鳥取市など鳥取県東部ではスマートフォンを活用し、バス・鉄道の乗り継ぎを便利にするための共通パスの実証実験が4月1日から始まりました。

作野俊介記者:
「鳥取県東部の一部の路線では1日からこちらのチケットを見せるだけで、列車と路線バスの両方を利用できます」

1日から実証実験としてサービスが始まった「鳥取県東部鉄道・バス共通パス」。
スマートフォンでアプリをダウンロードして電子チケットを購入。
JR因美線、若桜鉄道と沿線を並走する路線バス、それに、沿線の市や町が運行するコミュニティバスなど、交通機関をまたいで共通の1枚のチケットで乗車できるサービスです。

JRやバス会社、県東部の自治体などでつくる協議会が、公共交通の利用促進の一環として実証実験に取り組みます。

2年前、試験的に取り組んだ共通パスが好評だったことから、今回規模を拡大しました。

チケットは1日券のほか、若桜方面には30日券があり、スマホのアプリを通じて購入、鉄道の改札やバス運賃支払いの際に画面のチケットを提示すれば、指定区間内の鉄道・バスが乗り放題になります。

鳥取県東部地域Maas協議会・島谷康弘さん:
「スマホひとつでバスも鉄道も乗れる便利なパスを作りましたので、花見に行かれたりとか通勤通学など幅広く使ってほしいです」

実証実験は10月末までで、協議会では利用者へのアンケートなどを行い今後の実用化について検討することにしています。