小林製薬の「紅麹」の原料を使ったサプリメントを摂取し、健康被害が出ている問題で、島根県は、4月1日までに、県内の保健所に13件の相談が寄せられ、このうち4件が健康被害に関する相談だったと発表しました。

このうち、4月1日に相談を寄せた50代の男性は、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ20日分」を約20日間摂取、手足がむくむ症状が出て、約12日間入院しました。
現在は回復し、すでに退院しているということです。
島根県内で入院の報告があったのは、これが2人目です。
県は、「紅麹コレステヘルプ20日分」が流通していた県内の131店の店頭から
商品が撤去されていることを4月1日までに確認するとともに、県内の医療機関に対し、該当する商品を摂取したあとの健康被害の訴えを把握した場合は、保健所に情報提供するよう依頼しました。
また、回収対象商品を購入した場合は直ちに摂取をやめ、不安があれば、最寄りの保健所に相談するよう呼びかけています。