山陰地方では、今年の春に小学生としてスタートを切る児童の入学式が、4月8日の週に多くの小学校で予定されています。こうした中、鳥取市のショッピングセンターではその次、来年春の新1年生用のランドセル商戦が早くも始まりました。

作野俊介記者
「入学式のシーズンですが、こちらでは来年度の新1年生用のランドセルのフェアが始まりました」

鳥取市のイオン鳥取北店で5日から始まった「ランドセルフェス」。特設の会場には、色とりどりのランドセル約300点を展示し、販売の予約を受け付けています。

イオン鳥取北店・岡田隆広さん
「(販売時期は)昔から言うと早くなっていて、コロナの流行で分散傾向があったが、去年あたりから落ち着いてきてるので、5月にピークが来て7月、8月あたりに向けてお客様がくる形

この店では、2月末からランドセルの予約受付をスタート。数年前からは、秋口からお盆、大型連休前後へと、ランドセル商戦のスタートが早まる傾向にありました。そしてコロナ禍でさらに時期の分散が進み、商戦の幕開けも前倒しになっているということです。
ランドセルの種類も様々、軽いタイプやクッション性を高めたもの、反射板で安全性を高めたものが揃えられています。また年々様々な機能が加わり進化を続けるランドセル、最新のトレンドは…。

イオン鳥取北店・岡田隆広さん
「大容量というのが根強い人気で、21、5センチという総マチです」
Q水筒などもここに入る?
「(物入れコマチ部分が)だいたい3センチが標準の大きさですが、8センチに広がる。通学する時に手に荷物を持たなくてもいいような形を目指している」

また軽量化も年々進み、去年よりさらに10グラム軽い970グラムのタイプも。
肩ベルトのクッション性も高められ、背負ったときの快適性もアップしました。

一方、こちらは今年新発売のランドセル。見た目はランドセルらしくないおしゃれなデザインです。ファスナーで開閉でき、間口を大きく開けることも可能で、荷物が出し入れがしやすくなっています。
このほかにもパイナップルの葉を原料とする素材を使ったエコなランドセルや10万円近い価格のブランド物まで、多種多様の品ぞろえです。

来店客:
「(もう売っているの)早いですね…早いと思う。色でいったらキャメル系がいいかなと」
「(気になるのは)一番は軽さですかね。あとお値段です」

店によると、売れ筋は4万円〜5万円の価格帯。パステルカラーが人気だということです。

イオン鳥取北店・岡田隆広さん
「人気の色があると、商品が入ってくるのが遅くなったり欠品してしまう可能性もあるので、早く来てもらって品揃え多く見ていただくのがいいと思います」

荷物は背中に、両手は自由に…ランドセルフェスは4月7日までです。