今年2月、東京電力福島第一原発で、放射性物質を含む汚染水が漏れた問題について、原子力規制委員会は、安全対策を定めた実施計画の「軽微な違反」にあたると結論づけました。

今年2月、福島第一原発の汚染水を浄化する装置で、作業員が配管の弁を閉め忘れ、排気口から放射性物質を含む汚染水1.5トンが漏れました。

汚染水が漏れた排気口

原子力規制委員会は15日、「重大な違反になるおそれがあった」と指摘。安全対策を定めた実施計画の「軽微な違反」にあたると結論づけました。

福島第一原発では、4月も電源ケーブルを傷つけて停電になるトラブルがあり、規制委員会が検査を進めています。