2025年度以降の募集停止を15日発表した高岡法科大学。在学生の卒業をもって閉学する決定が波紋を広げています。16日は学生向けの説明会が開かれましたが、関係者からは “落胆と怒り” の声があがりました。

来年度以降の学生の募集停止の発表から一夜明け高岡法科大学では16日、在学中の2、3年生を対象に説明会が開かれました。

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説明を聞いた2年生は…。

高岡法科大学 2年生:「今の在学生については、最後まで面倒みるよって話と、学長のほうから新しく入ってくる後輩たちを入れることができなくて本当に申し訳ないですって、ずっと謝られていましたね」「学食なくなった時点で自分はおかしいなと思っていた」「春休みは自分ら練習あって学校に来ていたが、学校の中に学食の場所がなくなって自動販売機に変わっていたんですよ。『えっ』てなって、おかしいなって…」

学生たちは15日、大学側からメールで学生の募集停止を知らされたといいます。

高岡法科大学 2年生:「そんな先生から言われるわけでもなく、メールが急にきて」

実際に学生に送られてきたメールの内容です。

学生に届いたメール:「特に近年では大幅な定員割れの状況となっております。2024年4月入学者の受け入れをもって学生募集を停止するという苦渋の決断に至った次第です」

この春、入学した1年生。野球をするために高岡法科大学を選びました。

野球部員(1年生):「ショックというか、これお金のムダやなって…。野球しに来たので、下(下級生が)入ってこないって言ったら終わりじゃないですか。試合もできないので、おもしろくないなと思って…怒りっす」「言うタイミングが悪い。入学する前に言ってもらえれば、大学ももっと選んだと思うし、入学早々やる気をなくすようなことはやめてほしかった」

落胆の色を隠せません。野球部の2年生は…。

野球部員(2年生):「今の1年生はかわいそうだなって。野球部の子らも8人入ってきたが、買うだけ物買わされて、4年間できないのはかわいそうだなっていうのはありますね」

1年生には、17日に大学側からの説明があるということです。