近年相次いでいるさくらんぼなどの盗難被害を防ごうと、山形県村山市などできょう、対策運動が始まりました。
JAの担当者は「農産物を盗むというのは我々、農協としても最大限の協力をしながら防止していかなければならない」
これは、JAみちのく村山や警察などが、さくらんぼの収穫期を前に行っているものです。
警察によりますと、去年県内では5件、およそ20万円相当のさくらんぼの盗難被害が確認されています。
村山警察署 齋藤渉 署長「警察でもしっかりパトロールして関係機関のみなさんと警戒していく。不審者を見つけた場合は、すぐに警察に通報してもらう」
JAみちのく村山では、農家などが腕章を着用し、地域を巡回することや、農地に脚立などを置いたままにしない、などといった防犯対策が書かれたチラシを配布し、警戒を呼びかけていくということです。
また、こんな地域ぐるみでの対策も。
JAみちのく村山さくらんぼ専門部会連絡協議会 井澤健司 会長「園地の近くでは、一般市民の人たちも、見かけない人・車に気づいたときは、すぐに連絡してもらうなどのご協力で大変お世話になっている」
式のあと、警察官やJAの職員が車に乗り込み、それぞれの地域を巡回しました。
この運動は、8月末まで行われるということです。