今月4日に発生し12日に鎮火した山形県南陽市の大規模な山火事について、きょう、林野庁の担当者が現地を訪れました。焼けた山は水を蓄える力が低下するということで、山の再生方法などについて検討を行いました。

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この山火事は今月4日に南陽市の秋葉山で発生したもので、過去10年に県内で発生した山火事で最大の規模となるおよそ137ヘクタールを焼きました。

「燃えたところと林層の状況が似ているところがどんな状況なのかなというのも見られれば」

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きょうは林野庁や県の関係者などおよそ15人が現地を訪れ、被害状況を確認したほか、木や土の種類などから地層の特徴を把握していました。

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また、焼けた山は水を蓄える力が低下するため再生させる必要があり、関係者は焼失の程度を軽度な部分と重度な部分に分類し、対応していくということです。

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「軽度な焼失なところは土の中にあった種子とか根茎といった地下基幹、そういったところでまだ再生が残ったところもあると思う。自然の再生力が活用できるところは積極的に活用する。なかなかそれが難しいところは種をまいたり苗木を植えたり」

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関係者らはきょうの調査結果をもとに、再生計画などを作っていくということです。

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