先週のニューヨーク株式市場でダウ平均は連日の上昇。10日は、前の日より125ドル高い3万9512ドルで取引を終えました。

 2カ月のダウ平均の動きは3月末に3万9807ドルの史上最高値を付けた後は下落が続きましたが、13日時点で再び最高値に迫る勢いで初の4万ドル越えも視野に入ります。

 一方、日経平均株価の動きを重ねると、今月に入ってからアメリカ株の勢いに付いていけず、上値が重い状況が続いています。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾 主席研究員
「今、決算発表が佳境を迎えている。決して数字は悪くないが、市場の期待値が高過ぎたばかりに、ちょっと落胆ムードが広がっている。それでなかなか上昇基調を取り戻せずにいる。今後は明るい見通し」

 ただし、日本企業の業績自体は堅調なことが示されているため、今後は明るい見通しだといいます。

井出氏
「年度初めに企業が発表する業績見通しは、これは恒例行事になっていて、保守的な数字。中間決算の時に最新の見通しがまた出てくるけども、その時点でおそらく多くの企業が見通しを引き上げると思う」

(「グッド!モーニング」2024年5月13日放送分より)