5人組ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎が3日、自身の公式インスタグラムで、2022年から続く病気の治療で、新しい治療を始めたことを明かした。
山口は22年5月から極度の倦怠(けんたい)感、疲労状態などの不調が続いていたが、医師からの「燃え尽き症候群」との診断を受け、同年7月に休養を発表。同年11月に活動再開し、昨年10月にはソロツアーを完走。今年1月には「サカナクション完全復活!」として、4月からおよそ2年ぶりの全国アリーナツアーの開催を発表していた。
この日はインスタに、サングラスとマスクを着用した自撮り写真とともに、「先月末から新しい治療を始めてみた」と報告。「夜は調子が良いのだが、あまりにも朝から夕方にかけて体調が悪く、ツアーを控えている4月、ただじっとりと回復を待っている事に耐えられず、その決断を下した」と理由を明かした。
現状について「その治療の反動なのか何なのか、ここ何日か強烈な怠(だる)さ、眠さが続いていて、いよいよメンタル的にも後ろ向きな判断を繰り返す悪循環に陥っている」と告白。「この病気は『揺り戻し』がある事はこの二年間の闘病生活で実感しているが、いい加減、うんざりだ。はっきり言ってしんどい」と心境を吐露。「でもこれが今の新しい自分だ。それを受け入れてミュージシャンとして生きると決めたから、落ちたり上がったりするこのシーソーのような日常を、警戒した猫のように目をそらさず見定めることにする」と思いをつづった。
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