「百獣の王」を自称するタレントの武井壮(50)がタイの人気アクション映画に出演することが6日、発表された。映画「TA BONG PLUM(タ ボン プラム)」。2022年にタイでヒットした映画「THE ONE HUNDRED」の続編で、SFホラーアクションだ。タイでは今年11月の公開予定(日本公開は未定)で、武井はタケシという軍人役。
武井はかねて、「世界中で有名になりたい」と公言してきた。50代となり、あらためて世界に向けてチャレンジしたいとし、昨年はタイのシニアゴルフのアンバサダーに任命され、シニアツアーにも参加してきた。
また、子どもの頃に見たカンフー・アクション映画に憧れて、武術をはじめたのがスポーツのキャリアのスタート。タレントになる前は年間100本ペースで映画を見ていた、大の映画好きでもあり、今回は長年の念願かなっての、海外アクション映画への出演となった。

■武井壮コメント
39歳で芸能界デビューし、40代は日本で芸能活動をして日本の人が誰でも知っている人になる、と目標を立てました、そして今回は50代に突入し、次のステージへの新たな目標として『地球の人が誰でも知ってる』人間になるという目標を立てています。
その最初の一歩に選んだのがタイでの映画出演でした。やはり世界にエンターテインメントを届けるのに最も拡散力があって、マーケットが大きいのは映画です。今回はタイでも注目される作品に出演が決まり、新たなステージへの最高のスタートを切る事ができました。
今年はタイで2本の映画に出演しましたが、一つは「Ta bon plum」という作品で、前作がヒットしたモンスターが登場するアクション映画です。もう一つはまだ情報未公開ですが、人気俳優の出演する注目作品です。
撮影現場はテントを張って山中や洞窟、廃虚やジャングルなどでのんびりとしたペースながらも、丁寧で高い技術の映像スタッフが最高にダイナミックな映像を仕上げていて、「ハリウッド映画を見ているようだな」と感じました。
今回の私の役柄は日本兵役で、セリフも日本語だったので、監督とこのシーンの日本語はどんなセリフが適しているか? など話し合いながら演技することができ、タイでの映画撮影にも慣れ、俳優陣とも仲良くなれました。
今は、韓国人俳優やインド人俳優など、アジアのスターも多くハリウッド作品や国際的な作品に出演するようになっています。そんな彼らも初期にはアジアのあらゆる作品で腕を磨いて、40代や50代で大きな飛躍を遂げる事が多いです。日本では若い俳優が多くの作品の主演を務めますが、世界の作品は40代から60代のスターが多く主演を務めます。さらに、多くのアクションスターは、この人が出たらこんなシーンやアクションが見られる! という独特の個性を持っています。
トム・クルーズは戦闘機やバイク、車を自ら操る最先端のアクション、ドン・リーはワンパンチで相手をふっ飛ばす超弩(ど)級のパワー、ジェイソン・ステイサムはスーツにスキンヘッドで空手ベースの肉弾戦、といったようにお決まりだがクセになるものばかりです。
いつか自分自身のスタイルを確立させて、彼らと共演し、今まで積み重ねた身体能力やスポーツの技術を見せられるようなアクションシーンを作りたいと夢見ています。世界進出がどこまで進むか、50代を全て賭けて挑みたいと思います。
どこの国にも飛んでいって、あらゆる作品に出演していつか「世界の誰もが知る男」になりたいと思います! 応援してください!!