俳優の北村一輝(54)、女優の明日海りお(38)らが8日、東京・日生劇場で行われたミュージカル「王様と私」の開幕前日の囲み取材に出席した。
本作は1965年に日本初演を迎え、同所では96年9月以来、28年ぶりに上演。価値観の異なる者同士が衝突を繰り返しながらも心を通わせていく姿を描く。
ミュージカル初出演で主演を務める北村は、欧米列強の干渉から国を守り、独立自尊と発展を目指す王様役。初日を前にしての意気込みを聞かれ、「本音で(言うん)ですか!?」とツッコんで笑わせつつ、「不安ですよね。映像の世界とは勝手が違うので、かなり苦労しました。ミュージカルはすごくやることがあり、この5日間ぐらいはお芝居もしていないので、さあ出来るかな!?と不安な部分もありますけど、それも全部含めて、まずは楽しもうかなと思っています」と気合十分。
報道陣に“とてもキレイな声らしいですね?”と問われると、「僕も強気でいろいろ言っているんですけど…まあまあですよ、そうでもないんですよ。でも“(僕は)うまいですよ”と言った方が盛り上がるかなと思って」と謙遜しまくり。同じく主演で王の家庭教師、アンナ・レオノーウェンズを演じる明日海は、北村の歌声について、「最初から“ミュージカル初挑戦なのかな?”と思うぐらい、声の張りが素晴らしくて、そこにどんどん毎日お芝居を深めていっている。王様のナンバーはとても聴き応えがあるので、楽しい。だからご期待ください!」と太鼓判を押しており、北村は「めっちゃ、やりにくい!」と照れていた。
同所で9日〜30日まで上演後、大阪でも上演。