演歌歌手の水森かおりが30日、ブログを更新。訃報が伝えられたファッションデザイナーの桂由美さんを追悼した。
水森は、「ニュースで知ってとても驚きました」と沈痛。桂さんとは2003年のNHK紅白歌合戦初出場の衣装を手がけてもらってからの付き合いで、ドレスの魅力について「とにかく夢がいっぱい詰まっていて、デザインも生地も装飾も素晴らしく全世界の女性の憧れ!着用すると背筋がシャンとなるような、また触れているだけで幸せな気持ちになり心が満たされていくのです」とつづった。
桂さんの“プロフェッショナル”を痛感したエピソードとして、ある年の紅白前日リハーサルを述懐。衣装のシルエットが気になった桂さんが一からやり直しを指示したといい、スタッフや水森が間に合わないと懸念する中、「でも桂先生は『なに言ってるの、まだ1日もあるじゃない』とおっしゃったのです。桂先生のお言葉で一斉に直しに入り、翌日の本番には最高の衣装に進化していて大成功を収めました!」と振り返った。
最後に会ったのは昨年の紅白歌合戦のリハーサル。故人との2ショットを添え、「もう桂先生にお会い出来ないのかと思うとまだ信じられず、とても寂しく悲しいです。ですが桂先生がドレスに託された魂をしっかりと受け止め、これからもYUMI KATSURAの素晴らしいドレスに身を包んで歌ってまいります」と伝え、「『私、あなたの歌声大好きなのよ』といううれしいお言葉を胸に、先生に届くようにこれからも歌ってまいります」と誓った。
※写真は水森かおりオフィシャルブログより