口に筆をくわえて詩や絵画の創作を続けた、星野富弘さんが亡くなりました。78歳でした。

星野さんは、首から下が不自由になってから始めた、口に筆をくわえて書く詩や絵で知られます。1982年に高崎市で開いた作品展『花の詩画展』はその後全国に広がり、ニューヨークなどでも開催されました。

星野さんの作品を集めた『富弘美術館』は、これまで700万人を超える人が訪れています。

星野さんは、1946年に現在の群馬県みどり市に生まれ、大学卒業後、中学校の教師になりますが、20代の時にクラブ活動で器械体操の指導中に、頚髄を損傷しました。

星野さんは28日、みどり市内の病院で呼吸不全のため亡くなりました。葬儀は近親者のみで行い、後日、関係者でお別れの会を行うということです。