“白変種”珍しいタヌキ見つかる 動物園飼育員も「驚いて感動」
おびひろ動物園飼育展示係 中山大志さん
「今回、エゾタヌキの“白変種”。白い個体は今まで一切、見たことも聞いたこともなかったので、生きてきたなかで驚いて感動した。通常の個体は茶色がベースのタヌキ。今回、見つかった白いエゾタヌキは毛の色も真っ白で目の色が青色で、今まで見たことがないタヌキ」
鼻先や肉球は黒かったことから、黒の色素が全くない「アルビノ」とは異なる“白変種”とみられています。
“白変種”で知られているのはホワイトタイガーですが、エゾタヌキの“白変種”の発見は過去に記録がないそうです。
発見された時、非常に衰弱した状態だったため、動物園で治療を受けていましたが、残念ながら翌日に死んでしまったといいます。
おびひろ動物園飼育展示係 中山大志さん
「非常に珍しい個体でもあり学術的に非常に意味のある個体なので、各種研究や剥製(はくせい)等の記録としても残していければ」