衆議院東京15区補選で演説を妨害したとして「つばさの党」の代表らが逮捕された事件で、警視庁が、聴衆が撮影した動画や証言などから違法な妨害にあたると判断していたことが分かりました。

 「つばさの党」代表の黒川敦彦容疑者(45)ら3人は先月16日、乙武洋匡候補の演説中に拡声器を使うなどして演説を妨害した疑いが持たれています。

 その後の捜査関係者への取材で、警視庁が演説を聞いていた複数の人から動画の提供を受け、その解析などから演説の妨害にあたると判断したことが分かりました。

 「演説が聞こえなかった」といった証言もありました。

 警視庁は他の候補者陣営からも相談や被害届を受けていて、それらについても立件を視野に調べる方針です。