山梨県にある富士山の人気撮影スポットで、観光客のマナー違反が相次いでいることから、自治体が歩道に黒い幕を設置しました。

(小俣茉央記者報告)
 21日午前10時すぎに幅およそ20メートルの黒い幕の設置が始まりました。そして先ほど、完成後の高さである2.5メートルのところまで設置が完了しました。

 正面のカメラで見ると大きさがよく分かります。また幕は黒色で透けないようになっています。

 張られる前は外国人観光客が駆け込みで写真を撮る姿もありましたが、今は見られません。

 富士河口湖町のこちらのコンビニ前では2年ほど前からコンビニと富士山を絡めて撮影することが人気となり、通路をふさぐ、道路を渡るなど観光客の迷惑行為が増えていることから、町が先月末から幕で富士山を隠すための工事を行っています。

 また、黒い幕が張られた向かい側の駐車場には「道路を渡らないで」というメッセージが張られており、そちらの作業も同時並行で行われています。

 そして設置されたこちらの黒幕、見てみますと少し穴があるんですけれども、風を逃すためにこのようになっているということです。

 黒い幕の完全な設置完了は本日中に行われるということで、黒い幕の設置は迷惑行為がなくなるまでは続けられるということです。