SNSで著名人を装い投資を勧め、お金をだまし取る手口が急増し、去年1年間で300億円近い被害が出ています。番組では、2億円以上だまし取られた女性に話を聞きました。
■堀江氏も激怒 前澤氏「日本なめんな」
「頭が真っ白。あれだけニュースになってる。自分が(詐欺に)かかるなんて、夢にも思わなかったです」
悔しさをにじませるのは、SNS広告を見たことがきっかけで、投資詐欺にだまされてしまった女性。被害額は2億円を超えています。
SNS広告で著名人をかたった詐欺が相次いでいます。顔写真を使われた著名人は広告の掲載元であるアメリカのMeta社に怒りをあらわにしています。
「もう削除しろ、削除しろってもう1年以上言ってるんですよ、ずっと。(Meta社は)なめた対応しかしない。ずっとなめられてます」
こういった抗議を受けて、Meta社は声明を出しました。
「Metaは規定に沿って広告を審査していますが、世界中の膨大な数の広告を審査することには課題も伴います。社会全体でのアプローチが重要だと考えます」
まるで他人事のような内容に、実業家の前澤友作氏は強い言葉で批判しました。
「日本なめんなよマジで」
先ほどの女性もSNSの広告をクリックしたことをきっかけに、資産運用のアナリストを名乗る人物とつながり、LINEを使ってメッセージを送り合うようになったといいます。
女性には切羽詰まった理由がありました。保有していた株が大きく値下がりし、数千万円分の損失が出たといいます。
「(投資に関する資金を)貸してくれるなら、詐欺ではないと(思った)。『お母さまに楽な暮らしをさせることを考えましょうね』と言われたりして。優しい言葉を巧みに言われた」