自民党の派閥の裏金事件が発覚後、初めての国政選挙だった3つの補欠選挙は立憲民主党がすべての議席を獲得、自民党は不戦敗も含めて全敗しました。今回の結果を受けて、自民党の茂木幹事長は「厳しい目を謙虚に受け止め、政治改革を進める」と強調しました。

自民党 茂木幹事長
「厳しい結果を重く受け止め、不断の改革努力を重ね、日本が直面する様々な課題を一つひとつ解決をしていくことで、国民の信頼を回復できるように努めていきたい」

 そのうえで、「厳しい状況だからこそ一致結束する必要がある」と述べ、引き続き岸田政権を支える考えを示しました。

 次の衆議院選挙のタイミングについては、「どうすれば党勢の回復や信頼回復につなげられるかをまず考えたい」と述べるにとどめました。

 一方、立憲民主党の泉代表は「有権者の怒りを受け止めた結果だ」と強調しました。

立憲民主党 泉代表
「3つの選挙区で立憲民主党としての公認候補を立てて、そして野党第1党として今の自民党の政治ではだめだと、新しい政治をしなければならないという選択肢を明確に出した」

 そのうえで、「次の総選挙は政治改革に白黒はっきりつけるものになる」と述べ、衆議院の早期解散を求めていく考えを強調しました。