水俣病の被害者らとの懇談で環境省が被害者側の発言中にマイクの音を切った問題を巡り、林官房長官は伊藤環境大臣について「職責を果たしてほしい」と述べました。

林官房長官
「水俣病対策の推進にあたり、関係者のご意見を丁寧にお伺いすることを改めて徹底いただくことをはじめ、引き続き職責をしっかり果たしていただきたいと」

 そのうえで林長官は「環境省の対応は不適切だった」と改めて述べ、謝罪しました。

 伊藤大臣は問題が発生して1週間経った8日午後、熊本県水俣市を訪れ、被害者らに直接謝罪しました。

 この謝罪について林長官は、岸田総理大臣や自身が指示したものではなく、伊藤大臣の「強い思い」で行われたと説明しました。