自民党の裏金事件が発覚してから初めての国政選挙となる、衆議院の3つの補欠選挙が行われ、自民党が全敗しました。なかでも東京15区では、選挙妨害と取られかねない行為が批判を浴びるなど、異例の選挙戦となりました。
■自民党の“牙城”島根は
「多くの方々から応援いただいて、この選挙戦勝ち抜くことができました」
3補選すべての選挙区で議席を失う厳しい結果となった自民党。
「私は今回、自分の至らなさに深く痛感しているところであります」
「大変厳しい選挙結果だったと受け止めています。候補者の人柄や政策を浸透させることができなかった。時間はかかると思いますが、国民の皆様の信頼をもう一度回復できるように努めていきたい」
「この責任についてはこの重さを誰よりも痛感している。しっかり今回の選挙の結果の分析をして、次の選挙に備えていきたいと考えています」
前衆院議長の細田博之氏の死去に伴う島根1区の補選。自民党が擁立したのは元財務官僚の新人、錦織功政氏。裏金問題で厳しい選挙戦が予想されるとみて、自民党は“大物”を次々と投入。
「島根にとっても、そして我々自民党にとっても正念場の選挙であります」
「悪いのは今の自民党です。悪いのは錦織さんじゃありません」
選挙戦最終日には岸田文雄総裁も島根入りし、「最後の訴え」に臨みました。
「今、自民党、変わらなければなりません。逆転の錦織、皆さんどうぞよろしくお願い申し上げます」