パレスチナを支援するアメリカの学生運動が続くコロンビア大学で、デモに参加する学生の停学処分が始まったことが分かりました。

 29日、コロンビア大学はキャンパス内でテントを張り、パレスチナを支援するデモ活動を行う学生の停学処分を始めたと発表しました。

 コロンビア大学の学生は17日にテントでの抗議活動を始め、翌日には100人以上が逮捕され、デモが全米の大学に広がるきっかけとなりました。

 大学側は安全上の理由で処分を開始したと説明する一方、学生側は「圧力には従わない」と徹底抗戦の構えです。

 大学での抗議デモは少なくとも16の州に拡大し、27日にもテキサス州の大学で学生と警察が衝突し、逮捕者が相次ぎました。

 全米でこれまでに900人以上の学生らが逮捕されています。