労働者の祭典、メーデーの1日、フランス・パリでは大規模なデモが行われ、参加者の一部がオリンピックの開催に抗議したほか警官隊と衝突しました。

 1日、パリでは労働者らが広場に集まり、賃金と労働条件の改善を求めてデモ行進しました。

 参加者の一部の行動が激化して車やごみ箱が燃え、警官隊が催涙ガスでデモ隊を解散させようと衝突しました。

 また、7月に開幕するオリンピックを巡り、生活に支障が出るなどとして自作の五輪マークを燃やして抗議しました。

 パレスチナへの支持を訴える参加者もいました。

 この日のデモで数人が負傷し、数人が逮捕されています。

 労働組合は、夏休み中に働く人に十分な補償がない場合、オリンピック期間中にストライキに入ると警告しています。