台湾国防部は、45機の中国軍機が防空識別圏に進入したと発表しました。1日に確認された数としては今年最多とみられます。

 台湾国防部によりますと、日本時間15日午前7時までの24時間に、45機の中国軍機が台湾が設定している防空圏に無断で進入したこということです。

 台湾では、来週20日に頼清徳新総統の就任式が予定されていて、中国側が新政権に対し、圧力を高めている可能性があります。

 一方、ロイター通信は台湾周辺で米軍と台湾軍が非公式の合同訓練を実施したと報じました。

 台湾国防部は報道を否定せず、「洋上での不慮の遭遇を想定した行動基準にのっとり日常的に行っている訓練だ」と回答しました。