中国で使われるSNSで、台湾の頼清徳総統が演説した内容の一部分が送信できないことが分かりました。

 21日、中国で最もよく使われているSNS「WeChat」では、頼総統の演説内容の一部が送信できないことが分かりました。

 中国が認めていない「中華民国」といったキーワードでブロックしているものとみられます。

 また、中国の翻訳アプリで中国語から外国語に変換する際に「台湾」という単語は翻訳できますが、「台湾独立」という単語が翻訳できないことも確認できました。

 中国は「一つの中国」の主張を認めない頼総統を「台湾独立工作者」として強く非難していて、頼総統の就任演説の内容の拡散を防ぐためにSNSなどを規制しているものとみられます。