ぬいぐるみ盗難被害の店　ニュースで映った“驚きの品ぞろえ”が話題に　県外からも続々と来客が（静岡・島田市）

５月、営業中に大量のぬいぐるみが盗まれる事件があった静岡・島田市のおもちゃ店。容疑者が逮捕され一件落着かと思いきや、思わぬ反響が起きていた。

５月２２日、島田市にあるおもちゃ店を訪ねると…。

（名古屋市から来店）

「名古屋から来ました」

（沼津市から来店）

「ちょっと圧倒されました」

静岡県外など、遠方から続々とお客さんが…

この店は５月８日、営業中に大量のぬいぐるみを盗まれる盗難被害にあっていた。

店の防犯カメラには、店員の隙を見てぬいぐるみを抱えたまま店を出ていく女の姿が…。

警察はその後、３９歳の女を窃盗の疑いで逮捕した。

この事件がテレビなどで報道されたことで店には思わぬ影響が。

（おもちゃのポッポ　鈴木博之　代表）

「『テレビに映ったのがあったので見に来ました』とか」

ニュースを見た人が店の“品ぞろえの多さ”に驚き話題になったのだ。

来店客のお目当てはレトロな”レア物”のおもちゃ。

（おもちゃのポッポ　鈴木博之　代表）

「古い絶版品のおもちゃ、ミニ四駆や絶版品のカードなど、いまでは他で手に入らないものを求めてくる」

週末には県外などから多くのお客さんが来店しているという。

（名古屋から来店）

「名古屋だったら最新の物しか置いてないが、昔からあるような物もあるので、見ていてすごい感動、鳥肌がすごい」

（沼津から来店）

「ちょっと圧倒されました、想像していた３倍くらい（品数が）ある」

防犯カメラの死角をなくすようにするなど、万引き対策を進めているという代表の鈴木さん。事件をきっかけに客足が増えたことを喜ぶ一方で、複雑な思いもある。

（おもちゃのポッポ　鈴木博之　代表

「万引きというと軽く考える人がいるが、映像に残って大ごとになっているので、ぜひやめてほしい」