裁判のやり直しが決まったいわゆる袴田事件。再審開始が確定するまで長期化したことから、静岡県弁護士会は再審法の改正に向けて川勝知事に協力を求めた。
29日、静岡県庁を訪れたのは、杉田直樹会長など県弁護士会のメンバー。いわゆる袴田事件では、3月に東京高裁が再審=裁判のやり直しを認めたが、県弁護士会は「再審開始が確定するまで時間がかかりすぎている」と指摘。
長期化の要因の一つとなっている検察官の不服申し立てを、法律で禁止するべきとして川勝知事に再審法改正に向けた協力を求めた。
袴田事件をめぐっては、29日 午後4時から再審に向けた裁判所・検察・弁護団による2回目の三者協議が開かれる。