1月21日(日)に放送した日曜ビッグバラエティ「世界の超メガトン級!働くクルマ大集合 神ワザ大爆発SP!」。

身近なモノから世界最大の重機、誰もが憧れる最先端巨大ロボット重機などが続々登場!
子どもも大人もワクワクしながら楽しめる、超ド迫力の重機エンターテインメントだ。

「テレ東プラス」では、“重機の神”と呼ばれる山本俊太さんの神ワザやこれまでの人生、被災地での復興支援に対する思いなどを紹介する。

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住宅や商業施設の工事現場はもちろん、鉱山掘削やダム建設などでも活躍する重機。地震など自然災害が多い日本では、人命救助や復旧にも欠かせない。

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そんな災害現場で“重機の神”と呼ばれているのが、山本俊太さんだ。災害現場のプロで、これまで数々の災害現場を回り、復興支援をしてきた。

災害現場には、“72時間の壁”と呼ばれる人命救助のタイムリミットがある。
被災してから72時間を過ぎると大幅に生存率が下がってしまうのだが、足場の不安定な災害現場で重機が溝にハマってしまうと、かなり時間をロスしてしまう。

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そんな時に山本さんが使うのが、この技。手だけでなく足も使って4本のレバーを操作し、キャタピラー+アームの力で溝から脱出。
他にも、危険な障害物に触れずに前に進む技など、経験と知恵を生かした驚くべき技術を見せてくれた。「僕はノウハウを出し惜しみしないので、いろんな方に知っていただければいい」と山本さん。

災害現場での大きな問題は、重機の乗り手不足だ。山本さんは「重機に乗れるだけではなく、現場で考えて作業を組み立てられる人材が不足している。僕らで育成していく必要がある」と語る。

現在45歳の山本さんだが、これまでどのような人生を歩み、災害現場で活動するようになったのか。

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実家が建設会社を経営していた山本さん。父親の影響で4歳の頃から重機に乗り始め、自然と操作を覚えたという。
今では建設会社を経営する他、教習センターで技能講習の講師や新人育成のカリキュラムを実施し、全国の消防署に配備された重機の運用・災害訓練の講師としても活動。
災害現場へ行くきっかけとなったのは、1995年に発生した「阪神・淡路大震災」、1997年に発生した「ナホトカ号重油流出事故」だったという。

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当時高校生だった山本さんは、2つの大きな出来事でボランティア精神が芽生え、大学を卒業後は家業を継承。30歳になった頃、2011年に「東日本大震災」が発生した。高校生の頃から抱き続けてきた思いと、重機操作への絶対的な自信から、気づけば被災地に向かっていたという。

しかしそこは、建設現場ではなく被災地。重機のプロでさえ、思うようには活動できなかった。山本さんは、「まず何をしたらいいのか、技師として想像がつかなかった。作業内容や技術だけじゃなく、場の空気というか…僕にとって、初めてのショッキングな空気感だった」と振り返る。自分に何ができるのか…自信を失いかけた山本さんは、さらなる窮地に立たされる。

2016年、「熊本地震」が発生。現地で家財道具の救出に挑んだ山本さんだが、撤去するのは廃棄物ではなく、被災者の思い出が詰まった家財道具。「必要なところだけ…それがものすごく難しかった。被災者の方からしたら、まだ使うつもりだった大事な財産なんですよね。被災者の心も支えつつ支援作業をしていくのは、正直しんどかった」と山本さん。

しかしその後、山本さんは重大な間違いに気づく。「“重機ってそんなに難しいの?”と言われるが、あれは違う。口では説明できないし、現地で実際にやってもらわないと…やった者にしか気持ちがわからないと思う。そこからマインドを変えないといけないなと。あくまで“福祉”の作業をする中で、必要になったツールが重機。被災地に入るときは、まず“人ありき”で進めるように切り替えている」。

人ありきの重機操作…絶対的な信念を持てた山本さんは、さまざまな災害現場で経験を積み、行政にも頼られる存在になっていく。

そしてこの取材の半月後…2024年元日、「能登半島地震」が発生。津波と強い揺れの影響で多くの住宅が倒壊し、甚大な被害が。地震発生から3日後、山本さんは仲間と車に乗り込み、現地へ向かった。

能登半島地震から3日後…現地に向かった<重機の神>絶対的な信念と被災地への思い
崩壊した道路を越えて石川・珠洲市に入ると、そこにあったのは、道路を塞ぐ住居や倒れた電柱。どこに何が必要なのか…山本さんは要請を受けて被災状況を確認し、情報を共有する。まず直面するのは、重機不足の問題だ。そこで山本さんは自ら重機を持ち込み、人命救助と復旧活動にあたる――。

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