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テレ東史上 最小規模の新しい賞レース「今日−1グランプリ」開催!

今年の「R-1グランプリ」で優勝した街裏ぴんくをはじめ、「M-1グランプリ」チャンピオンのウエストランド、「R-1」前々回チャンピオンのお見送り芸人しんいちら実力派芸人10名が、収録当日の深夜0時以降にあった「今日の出来事限定」の初出しトークでNO.1を決定します。

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収録日は「R-1グランプリ」優勝の3日後! 寝る間もないほど多忙な街裏ぴんくさんに優勝後の変化についてお話をうかがいました。

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街裏ぴんくインタビュー


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――「R-1グランプリ」優勝おめでとうございます! 優勝直後に「R-1には夢がある!」とおっしゃっていましたが、あれから3日経ちましたが、やはり夢はありましたか?

「優勝させてもらう前とは桁違いのお仕事をいただいていますね。この3日間は、移動中しか寝てない状態で。これまではめっちゃ寝てたんですけどね(笑)。こういう生活になって、“眠たけりゃ眠たいほど嬉しい”という感覚を初めて味わってます。気持ちいいですね」

――賞レースで優勝すると、直後からマネージャーさんの電話が鳴り止まなくなると聞きますが、実際そうでしたか?

「いや、鳴り止んでますね(笑)。R-1終わりもマネージャーとずっとしゃべってました。オファーがないのかちょっと心配になって『大丈夫ですか?』って聞いたら、『今はメールの時代なんで!』と言ってて。それはそれで、“その場で(メールを)返せよ。なんで一回溜めて俺としゃべってんねん”と思いました」――ぴんくさんの発言がすぐにネットニュースになったりしていましたが、注目度が高いとプラス面とマイナス面が出て来ますよね。

「そうですね。発言に責任を持たないといけないのと、あとは切り取られ方とかもあるから、気をつけなあかんと思いましたね。ネットでR-1の反応を見たら、『なにがおもろいねん』『ただわめいてるだけ』っていう意見が結構あって。今日の生放送の番組で円広志さんとか松本伊代さんとか渋谷凪咲さんの前で漫談やったんですけど、R-1と同じモーニング娘。のネタを、円さんたちを巻き込みながらまた違った感じでやったら、めっちゃウケたんですよ。賞レースはわめく方がいいと判断してああいう感じでやったけど、こういう落ち着いた感じでやったら(本来のネタ自体がわかって)おもろいやろ、というニュアンスからの発言が違った感じで切り取られてしまって。怖いなと思いましたね」

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――ぴんくさんのファンタジー漫談に、R-1審査員も圧倒されていらっしゃいましたよね。小籔千豊さんが「どんなお笑いを見てきて、どんなトラウマを追って、ここに行き着いたのか気になる」とおっしゃっていましたが、やはりそこが気になります。

「まず、小四くらいまでは暗くて友達もいなくてイジメられたりしていたんですけど、新喜劇で藤井隆さんがやっていらっしゃった『ホット!ホット!』を真似したら学校でもお笑い担当みたいになって。そこから、めっちゃ明るくなって、飯もよく食うようになって体もでかくなりました。僕も新喜劇に入ろうとしてたので、座長だった小籔さんにそう言ってもらったのが、まず嬉しかったですね。

トラウマというか、芸人さんには評価してもらえるけど、一切売れない、結果が出ないっていうジレンマはずっと感じてきました。2012年に大阪から東京に出て来た時も、どのお笑い事務所にも所属できなくて悪役俳優の事務所に行ったりしたんですよ。『悪役の事務所にいるんだから悪役のお笑いやったらどう?』みたいに考えてくれたり、いい人たちだったんですけど、そこも4ヵ月で辞めて、ずっとふわふわしてきた感じで。嫁さんおるのに結果出せないっていうところが、気持ちとしては一番大きかったかもしれないですね」

――いつ頃結婚されたんですか?

「2013年ですね。僕は、この芸(ファンタジー漫談)に確信があったので、嫁さんも同じ気持ちだからついてきてくれたんだろうなと思います。バイトやってもすぐ辞めて、やりたくないことが全然続かない人間で。唯一本当にやりたい芸が見つかったっていうのは、本当に嬉しいですね」

――やりたい芸=ファンタジー漫談が見つかったのはいつ頃ですか?

「大阪で活動していた2010年くらいからやり出したんですけど、全然ウケなかったんですよ。いろいろ修行して話術を高めていくうちに段々ウケるようになってきて、2015年にAマッソが誘ってくれた『バスク』っていうライブでやったファンタジー漫談が、これまで芸歴重ねてきた中で一番ウケたんです。それまではいろんな漫談をやってたんですけど、そこからファンタジー漫才に一本化して、ここで芸風が確立しました」

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――最後に、賞レース王者をはじめ実力派芸人さんが集結しての「今日−1グランプリ」にかける意気込みは?

「R-1より気合い入れてます! メンバー的に楽しみで。新宿バティオス(新宿のお笑い劇場)が過ぎるですよね(笑)。そこでずっと一緒にやってきた面子なので気持ち的には楽ですが、大会はシビアなので、そのギャップが面白いと思います」

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「今日−1グランプリ」は、4月1日・8日(月)深夜24時30分より放送! 「今日の出来事限定」のトークでNo.1を決定する「期間」も「費用」も最小規模の新しい賞レース。「R-1グランプリ」優勝3日後の街裏ぴんくの周囲に起きた異変とは? お見送り芸人しんいちが偶然遭遇!とある芸人との間に起きた事件!? みなみかわがこの日見つけた、とある芸人の素顔を告発! 磨き上げる前のとれたてトークバトルを!