「じっくり聞いタロウ〜スター近況㊙報告〜」(毎週木曜深夜0時)。3月28日(木)の放送では、潜入系ライターの奥窪優木さんが、在日中国人向け“闇バイト”とマイナンバーカード偽造の実態を暴露した!

【動画】マイナンバーカードを偽造…その手段とは?

短時間&高収入をエサにして、SNSで犯罪組織の手先を募集する闇バイト。去年、特殊詐欺の被害額は約440億円にも上った。
犯行グループが手配するのは、自分たちと紐付かない銀行口座で、そんな口座で使われているのが、偽造された身分証だという。

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去年12月、中国籍の26歳の女がマイナンバーカードなどを偽造した容疑で逮捕され、自宅から偽造されたマイナンバーカード9枚、白紙のカード750枚などが押収された。
パソコンには約3000件の個人データが保存されていたことから、警察は多数の偽造カードが流通していると見ている。奥窪さんはマイナンバーカード偽造の業者に接触するため、偽造カードを作る闇バイトに応募。中国人ではないことがバレるとまずいので、協力者の中国人がファミレスで中国人の偽造業者と接触し、奥窪さんは別の席で話を聞いていたという。

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奥窪さんによると、入手した偽造マイナンバーカードは約1万円で売られ、注文から3日程度で受け取れるそうで、製作自体は、慣れてくると15分程度でできてしまうとか。
ファミレスに来た男いわく、偽造マイナンバーカードは一般的な事務用品で作成可能。1枚につき約3000円の報酬が得られるため、1時間で4枚作れば時給1万2000円の仕事になるという。

実は奥窪さん、入手した偽造カードにある“顔”に見覚えがあるという。1年以上前、偽造集団を取材した際に手に入れた偽造在留カードの写真とまったく同じだったそう。
特殊詐欺の裏では、偽造した身分証明書で特殊詐欺に使われる道具を手配する「道具屋」と呼ばれる連中が暗躍しているが、最近は偽造マイナンバーカードの需要が急増しているという。

出入国在留管理庁は、偽造対策としてICチップを読み取るアプリを公開。それを使えば改ざんや偽造されたカードを見破ることができ、精度の低い偽造在留カードはICチップの読み取りができない。結果、偽造在留カードは使いにくくなったため、偽造マイナンバーカードの需要が増えたという。
マイナンバーカードにもICチップが内蔵されているが、現時点でこれを読み取るアプリが存在しておらず、偽造カードが銀行口座の開設などに悪用されているとか。

奥窪さんによれば、(架空口座などの)道具を用意したり、偽造身分証を用意したりする大元は中国系が多く、末端である掛け子や受け子に日本人が使われているそう。
MCの名倉潤は、「そこまでの犯罪じゃないと思ってる。簡単に稼げるといってやってしまう人が多い」とした上で、普通のアルバイト感覚で応募していると話した。

闇バイトは犯罪実行者の募集にすぎないので、どんなことがあっても決して関わらないように!