4月1日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか(明け方)」(毎週月曜深夜)では、東京・高円寺駅で出会った男性のお家について行きました。実は夫婦揃って意外な経歴の持ち主のようで…。

記事画像
深夜0時過ぎのJR高円寺駅前。飲み仲間という男女6人組を直撃しました。すると仲間の中から「なんなら犯人探してもらいなよ」という言葉が。何事かと思ったら、なんと仲間の男性が「最近空き巣に入られ、現金200万円を盗まれてしまった」とのこと。これは気になるということでさっそく交渉。タクシー代をお支払いして事件現場ならぬお家で事情を伺うことに。

【動画】奥田民生や藤井フミヤとも共演!人気マンガ家も担当した元編集者の妻の正体は!?

ゲーム会社勤務のまいくさん(41歳)が暮らすマンションは、改修工事中。建物のセキュリティは万全に見えますが、犯人は改修工事のために設置された足場をつたって侵入したらしいとのこと。「10階だから油断してましたね。ベランダの鍵をしてなくて」と、当時の様子を振り返ります。しかし、「(犯人と)鉢合わせしなくてよかった」と、不幸中の幸いに感謝するまいくさん。

記事画像
深夜1時過ぎに帰宅したにもかかわらず、元気な声で出迎えたのは妻のトモ子さん(33歳)。2LDKのお部屋にはポップな家具が並び、ソファでは愛猫がくつろいでいます。中でも目に付くのは赤色の雑貨の多さ。夫婦揃って赤がお好きだそうで、実はトモ子さんの髪の毛も真っ赤です。記事画像
お金を盗まれたという事件現場の部屋も案内してもらうことに。なんと盗まれた現金は、警察からもらった「振り込め詐欺用心」の巾着に入れており、警察も苦笑いだったそう。被害に遭って落ち込んでいるのかと思いきや、まいくさんは「現金はないですけど元気はある」とダジャレを。泥棒に何か言いたいことは?と聞くと、「マジで呪い殺してやる!」といって大爆笑するトモ子さん。夫婦揃ってとってもポジティブです!

記事画像
まいくさんの前職は大手出版社のマンガ編集者。常駐契約で16年ほど勤めていたそうで、人気キャラクターのグッズがあちらこちらに。本棚には担当していたマンガもたくさん並んでいます。ところで、トモ子さんの職業は…?

記事画像
トモ子さんの職業はなんとサックス奏者! 女性18人組ビッグバンドを率いるリーダーです。しかもメンバー全員の衣装を手掛ける多才ぶり。メンバー全員分のデザインが異なるラフ画も見せてくれました。

別のバンドも掛け持ちし、専属バックバンドとしてサックスを演奏。あの大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBE系)のオープニング曲も担当したといいます。昨年は人気ミュージシャンのアルバム制作にも参加。CDを見せてもらうと、奥田民生など名だたるアーティストの名前がずらり。

トモ子さんが初めてサックスに触れたのは中学1年生のとき。吹奏楽部を経て、大学に入った時に本格的にうまくなりたいと思い、プロの奏者に弟子入りしました。でも通っていたのは音大ではなく、難関私立大学・文学部! しかも洋服を作る仕事に就きたいとの思いから、大学と並行しながら専門学校にも通っていたそうです。昼は大学、夜は専門学校、夕方からバンド活動という超多忙な学生生活を送り、アパレル会社に就職。しかし業種の雰囲気が合わず退職したといいます。

記事画像
22歳か23歳の頃、ある日突然「サックス以外で1円ももらわねぇ」と決意。新宿・歌舞伎町のジャズクラブに頼み込み、渾身の1曲を演奏したといいます。そこで雇ってもらうことに成功。そこで2年間の飢えを凌いだエピソードを明かしてくれました。

トモ子さんいわく、当時の月収は「70〜80万円」だったそうですが、現在は「平均25万円」。当時、音楽の仕事について親から反対されたといいます。しかし2年後にテレビの仕事が入り、その放送を観てからは応援してくれるようになったと話します。

記事画像
夫のまいくさんに夢を聞くと、「彼女の夢を支えていくだけ。バンドが大きくなるのが僕の夢」ときっぱり。トモ子さんは「いいやつ!」とニッコリ。6年後、再び夫婦のもとを訪れました。すると…!6年ぶりに会ったトモ子さんの髪色はド派手な蛍光オレンジにチェンジ! 5カ月ほど前に引っ越してきたという新居は相変わらずカラフルで、以前よりもさらに派手さに磨きがかかっています。そしてトモ子さん自身も進化を遂げていました!

記事画像
バラエティ番組のテーマソングを担当したり、有名音楽プロデューサーと共演するなど大活躍。ちなみに現在の月収は「めっちゃいく時は100万円近く」!記事画像
そこへ半休を取ったまいくさんが帰宅しました。さっそく支度をして夫婦が向かった先は、とあるお店。実はこの日はトモ子さんのお誕生日! ということで誕生日ライブを開催することになっていたのです。遅ればせながらおめでとうございます!

現在、まいくさんはゲーム会社で働きながら、月3〜5回半休を取ってトモ子さんの音楽活動を支えています。「妻は自分にはない邁進の仕方をしている。活動を支えたいという想いが元々あるので。自分的には別につらくも何ともないです」。大盛況のライブを見守り、「もっと曲のファンが増えるといいな」と、まいくさんはさらに夢を膨らませていました。これからも夫婦で力を合わせて素敵な曲をどんどん世に送り出してください!

日曜よる8時50分からは「家、ついて行ってイイですか?」【足立区のDIY職人&こじらせちゃってる男と女】を放送!

がんで余命宣告されたロックンローラー…涙の還暦バースデー▼▼ 33回目の告白でゴールイン! 妻のためにDIYし続ける男性▼「寂しくないといったら嘘かも」モノで溢れるワケ

どうぞお楽しみに!