「じっくり聞いタロウ〜スター近況㊙報告〜」(毎週木曜深夜0時)。4月11日(木)の放送では、裏社会ジャーナリストの石原行雄氏が裏社会の最新事情を明かした。

【動画】援交・パパ活狩りの餌食となり、1日20人のノルマを課せられた女性も…裏社会最新事情

最近は、反社会的勢力の人物が薬物中毒者やパパのふりをして、SNS上で売人や援交・パパ活女子に接近。後に彼らを自分たちの組織の傘下に収めて働かせる…という動きがあるそう。

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反社会的勢力は、なぜ素人の売人に目を付けるようになったのか。
1990〜2000年代前半、暴力団は大麻をあまり扱わなくなっていたが、暴対法、暴排条例が厳しくなり、細かなシノギも取りこぼさず回収するように。それまでは見逃していたが、最近は、売人化している学生たちを取り込んで上納金を上げさせているという。また、かつては暴力団の組員や半グレのメンバーが実行犯をやっていたが、彼らが逮捕されると組長や組織にも手が入ってしまうため、今は暴力団や半グレの指示のもと、闇バイトに各種犯罪を実行させる“トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)”という集団が生まれたそう。これなら下っ端が逮捕されても、トカゲの尻尾切りができるという。

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石原氏は、長年援助交際をしている女性を取材してきたが、女子高生が1回2〜3時間の拘束、実働4日間ほどで月50万円稼ぐケースもあったとか。「反社会的勢力は、それらを取りまとめたら大きなシノギになる…と目を付けたのでは」と分析し、大久保公園(新宿)の賑わいについてもある見解を示した。知りたい方は、ぜひ「ネットもテレ東」で!

裏社会の人間は、目を付けた売人や援交・パパ活女子の個人情報をつかみ、逃げ道を断つという。売人にしろ売春にしろ、本人の中にある“自分が犯罪者”という意識につけ込み、時には家族の情報までつかんで、「たれ込んだら、お前も逮捕されて懲役○年だ」と話を盛って脅迫。組織の傘下にしていくそう。

そんな援交・パパ活狩りの餌食となり、暴力団に奴隷のように働かされたある女性は、1日20人のノルマを課せられることもあったとか。
石原氏が取材した女性の中には、お嬢様学校に進学したものの同級生と一緒に遊ぶお金が必要となり、友達に「援助交際しな!」と言われて始めた子もいたという。

「貧しいから援交するのかというと、決してそんなことはない。誰かにかまってほしい時に、親が忙しい、学校でなかなか人間関係が築けない…。(そんな環境下で)SNSをやったら、全力でチヤホヤされてドーパミンが出てしまう」とコメント。

最後にMCの名倉潤は、「大人も考えていかないとね」と、警鐘を鳴らした。