5月17日(金)に放送された「TXQ FICTION」第1弾「イシナガキクエを探しています」(プロデューサー:大森時生)。※「TVer」で無料配信中。

「テレ東プラス」は、番組内容の一部を紹介する。

【動画】「TXQ FICTION」第1弾「イシナガキクエを探しています」

今年2月に亡くなった米原実次さん(享年84)が生涯にわたり探し続けたイシナガキクエさん(1969年に失踪)。テレビ東京はその遺志を引き継ぎ、「特別公開捜索番組 イシナガキクエを探しています」と題し、3回にわたってイシナガキクエさんの情報を集めることに。

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心霊系YouTuber・キラフさんが古民家で発見した写真と米原さんが手にしていたキクエさんの写真。前回の放送後、画像解析した結果、同一人物である可能性が非常に高いことが判明した。

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一方、中学生の上田怜歩那さんが池で拾ったビデオテープの内容に関しては、まだ不確定な要素があり、状況を整理中だ。最終回は、匿名の視聴者から寄せられたある映像を紹介する。記事画像
1987年に生放送されていたローカル番組。視聴者が連絡先がわからない人を探してもらい、スタジオで生対面するというコーナーがあり、当時48歳だった米原さんが出演。「イシナガキクエを探してほしい」と依頼していた。
しかし、キクエさんとの生対面はかなわず、パニックになった米原さんが司会者に詰め寄り、カメラに向かって何かを訴える様子が映像に残っていた。古い映像ゆえノイズが激しく、聞き取れなかった部分の音声を修復したところ、

「何体も処理しているんです。35も」
「見つからないのが一番良いんですけど」
「キクエがもうこの世にいないってことを 皆さんに確認して欲しくてここに来ました」

と伝える米原さんの声を確認することができた。

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そして映像の最後には、カメラに向かって連絡先が書かれた紙を広げる米原さんの姿が。

特に気になったのは、米原さんが口にしていた「見つからない方がいい」という言葉。しかし、その意味を推し量ることはできない。
そこで番組は、紙に書かれた連絡先をもとに、追跡取材することに。

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紙に書かれた電話番号は現在使われていないため、連絡先として記されていた住所を目指す。その場所は、米原さんの家から遠く離れた地域だった。
山あいに建つ一軒家。玄関のチャイムを鳴らしても反応がないため待っていると、この家の住人・稲垣義一さんが現れる。取材の経緯を説明し、紙に記されていた電話番号について話しを聞くと、「昔の番号です」と稲垣さん。

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紙に書かれていた電話番号は、同居していた亡き母・稲垣乙さんが仕事で使用していたものだそう。乙さんは人生相談を受けるなど、占いのような商売をしていたが、稲垣さん自身は、米原さんのことは知らないと言う。占いの記録がないか聞いたところ、顧客名簿は残っていなかったが、乙さんが仕事で使っていた留守番電話のテープが数本残されていた。

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