ユベントスがバイエルンのモロッコ代表DFヌサイル・マズラウィ(25)に関心を寄せているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

カタール・ワールドカップ(W杯)でモロッコ代表の4位入賞に貢献したマズラウィ。クラブキャリアでは下部組織時代から過ごしたアヤックスで2018-19シーズンのチャンピオンズルーグ(CL)ベスト4進出などといった実績を残し、昨年7月に満を辞してバイエルンへと移籍した。

しかし、今シーズンのバイエルンは開幕当初からうだつの上がらない戦いを続け、3月末にユリアン・ナーゲルスマン監督を解任。マズラウィもケガの影響もあってここまで公式戦の出場が23試合にとどまっている。トーマス・トゥヘル監督はマズラウィを来シーズンの構想に含めていないという。

そんなマズラウィの代理人を務めるのは、悪名高き故ミーノ・ライオラ氏の死後にその職務を引き継いだラファエラ・ピメンタ女史。ピメンタ氏はユベントスのフランス代表MFポール・ポグバを顧客に持っており、ユベントスとは良好な関係を築いているとのことだ。

ユベントスは右サイドハーフ、または右サイドバックの主力であるコロンビア代表MFフアン・クアドラード(35)の契約満了に伴うシーズン後の退団が濃厚。ボローニャに貸し出し中のU-21イタリア代表DFアンドレア・カンビアーゾ(23)は後継者候補であるものの、中・長期的な選手層の厚みを考え、このポジションを補強したい思惑に至ったとされている。

一方、本命の候補は実はマズラウィではなく、レアル・バジャドリーのU-19スペイン代表DFイバン・フレスネダ(18)。ただ、フレスネダは財政難のユベントスが資金力で太刀打ちできない各国のビッグクラブがいち早く接触しているため、より現実的な選択肢がマズラウィとなっているようだ。