アジア人選手に興味を持っているとされるナポリだが、レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(21)の獲得に興味を持っているようだ。

ナポリは今シーズンのセリエAで独走すると、4日に行われたウディネーゼ戦を引き分けるも33年ぶり3度目のスクデット獲得を果たしていた。

長らく遠ざかっていたリーグタイトルをついに掴んだ中、チームの守備を支えた韓国代表DFキム・ミンジェには移籍の噂が絶えない。

ナポリでは、これまでアジア人選手が活躍したことはなかったが、キム・ミンジェの期待以上の活躍を受けて、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はアジアに目を向けているという。

イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ラウレンティス会長は、アジア人の高い規律意識、そして何よりも値段が安いという点に魅力を感じているとのこと。加えて、大きなスポンサーを連れてくる可能性もあるという。

その中で、ナポリが強く関心を持つアジア人選手が2人いるという。その1人が久保だ。バルセロナのカンテラで育ち、その後日本へと復帰。18歳になりレアル・マドリーが完全移籍で獲得すると、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェへの武者修行を経て、今シーズンからソシエダに完全移籍。すると、30試合に出場し8ゴール3アシストを記録し、チームを牽引している。

ラ・リーガの日本人最多ゴール記録も更新し、チームも好調。左右のサイドでもプレーが可能となり、日本代表にも定着していることで興味を持っているようだ。

また、マジョルカの韓国代表MFイ・ガンイン(21)にも興味を持っているという。キム・ミンジェの同僚であり、国際経験も豊富。マジョルカで同僚だった久保と同じような役割を果たせると期待を寄せている。

その他にも、フランクフルトからの退団が決まっているMF鎌田大地(26)にも安心があり、キム・ミンジェの後釜を考えるとシュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(23)にも関心があるとのこと。ボルシアMGの日本代表DF板倉滉(26)も可能性があるようだ。

具体的な話はそこまで出ていないが、すでに今シーズンの目標は達成。来シーズンのことをいち早く考えることができるナポリがどう動くのか注目を集めそうだ。