ベンフィカのスペイン人DFアレハンドロ・グリマルド(27)が、来シーズンからレバークーゼンに加入することが決定的となった。

バルセロナのカンテラ育ちのグリマルドだが、トップチームに昇格することなく、バルセロナB(現バルセロナ・アトレティック)から2016年1月にベンフィカへ完全移籍。

171cmの左利きDFは左のサイドバックやウイングバックを主戦場に、ここまで公式戦301試合に出場し、26ゴール65アシストを記録。今シーズンはプリメイラ・リーガで首位を走り、チャンピオンズリーグでもベスト8のロジャー・シュミット率いるチームで52試合7ゴール15アシストの数字を残している。

高精度の左足のキックと攻撃センスに優れるプリメイラ・リーガ屈指の攻撃的サイドバックに関しては、今夏フリーで獲得できることもあり、インテルやユベントス、アトレティコ・マドリー、レアル・ソシエダといったクラブからの関心も伝えられていた。

しかし、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、グリマルドは2027年までの4年契約でレバークーゼンと合意。また、数日前にメディカルチェックをパスしており、今後数日以内に公式なアナウンスが行われる見込みだという。

奇しくもベンフィカで指導を受けるシュミット監督の古巣行きが決定的となった27歳DFは、同胞シャビ・アロンソ監督が率いるチームにおいてオランダ人DFミッチェル・バッカー、エクアドル代表DFピエロ・インカピエと共に左ウイングバックの主軸を担うことになる。