ミランのテクニカルディレクター(TD)を務めるパオロ・マルディーニ氏がベスト4に終わったチャンピオンズリーグ(CL)での戦いを評した。

16日、同じ街のライバルであるインテルとのCL準決勝2ndレグに臨んだミラン。1stレグを0-2で落とす厳しい状況で迎えた一戦は攻め込む時間帯が多かった前半をノーゴールで終えると、後半に痛恨の失点を許し、0-1で敗れた。

2戦合計スコアを0-3で終え、2006-07シーズン以来のCL決勝進出はならなかったが、マルディーニ氏はイタリア『Sport Mediaset』でチームの成長を強調。5位に位置するセリエAで最終的にトップ4に入れれば、成功のシーズンだと主張している。

「まだシーズンは終わっていない。我々はセリエAでトップ4に入るためここから努力する必要があるだろう。そのうえで、(不正会計で再びポイントはく奪の可能性がある)ユベントスの状況がどうなるか見ていきたい」

「CL準決勝に進出できたのは大きな成果であり、予想外だった。もちろん、インテルに負ければ当然より苦痛に感じるだろう。それでも、今シーズンのこの旅がまったく予期せぬものだったことを忘れてはならない」

「この試合のチームは良かったが、1stレグの出来が悪かった以上は受け入れる必要がある。おそらく、インテルの戦い方は我々に問題を引き起こしたのだろう。ただ、ここ数週間の我々は率直に言って格下のチームにも苦戦している」

「トップ4に入れれば、今季は10点中8点の成果だろう。昨季も言ったが、我々はまだ2つの大会をこなせるほどのチームではない。これはメディアだけでなくオーナーにも話しており、彼らもそれを十分に理解している」

「4年前から始めたこの旅は、経済的にもスポーツ的にも素晴らしい結果をもたらし、チームに若い土台も築けた。ここからの残り3試合でうまくやり、CL出場権を獲得できれば素晴らしいシーズンになるだろう」

「ミランは決して満足することはない。CL準決勝進出は経済的にも最大限に活用しなければならないだろう。トップ4に入るため投資し、またこの旅を繰り返したいと思っている」

準決勝はレアルvsシティのリーグ王者対決にミランvsインテルのミラノダービー
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