今シーズン限りでフランクフルトからの退団が決定している日本代表MF鎌田大地(26)に関して、ミランが検討段階に入ったようだ。

鎌田は、2017年7月にサガン鳥栖からフランクフルトへと完全移籍で加入。シント=トロイデンへのレンタル移籍で得点感覚と攻撃性を取り戻すと、復帰の後フランクフルトでは攻撃の中心に。2021-22シーズンはヨーロッパリーグ(EL)の優勝に大きく貢献。今シーズンはCLでもプレーし8試合で3ゴールを記録。ブンデスリーガでは30試合で8ゴール5アシストを記録している。

その鎌田には多くのクラブが関心を持っていると報じられ、先日はミランと基本合意したと報じられていた。

ただ、現実はまだ何も決まっていない状況。昨夏から興味を持っていたベンフィカは現段階でも関心を寄せており、セリエAではナポリも諦めていない状況だ。

そんな中、移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏はミランが鎌田の獲得を検討している状態だと伝えた。

鎌田自身はミラン行きに前向き。トップ下とボランチでプレーできる鎌田は、ミランにとっては補強ポイント。インサイドハーフでもプレーすることが可能で、攻撃を任せることができ、様々なプレーが期待できると見ているという。

さらに、アルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルがこのタイミングで右ヒザを手術し、全治半年。新シーズンも半分は起用できない可能性が高い状況だ。

ポルトガル代表FWラファエル・レオンとの契約延長もしなければいけない状況だが、まずは交渉を始めることになるようだ。