ニューカッスルが降格組の主力選手たちに目を向けているようだ。イギリス『90min』が伝えている。

プレミアリーグを4位でフィニッシュし、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したニューカッスル。選手層に厚みを作りたい今夏は、レスター・シティ、リーズ・ユナイテッド、サウサンプトンのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格組で活躍した主力選手たちに大きく注目しているという。

レスターからはイングランド代表MFジェームズ・マディソン(26)、元イングランド代表MFハーヴィー・バーンズ(25)をリストアップ。マディソンについては昨夏、移籍金5000万ポンド(約87億5000万円)のオファーを断られているが、怯むことなく今夏のトップターゲットに据えているとされる。

バーンズも優先順位が高い1人。今シーズンのプレミアリーグでキャリアハイとなる13ゴールを叩き出したバーンズは、ウェストハムおよびアストン・ビラとの争奪戦が予想されるも、以前には選手本人がCL出場を熱望していると報じられている。

リーズからはアメリカ代表の2人も候補に。MFタイラー・アダムス(24)、MFブレンデン・アーロンソン(22)だ。今シーズンのリーズはリーグ戦における勝ち点「36」のうち、アダムス不在の試合では「8」しか獲得できず。ケガの多さが懸念されるも、実力には疑いの余地がない守備的セントラルハーフだ。

アーロンソンは昨年7月にザルツブルクからリーズへ加入。実はニューカッスルも昨夏の獲得を目指していたが、この時はクラブ間交渉で折り合えず。ただ、交渉相手がリーズに変わる今夏、再チャレンジする可能性も排除できないとされている。

そしてサウサンプトン。関心を寄せるはイングランド代表MFジェームズ・ウォード=プラウズ(28)だ。世界屈指のフリーキッカーとして知られる同選手は少年時代からサウサンプトンひと筋だが、2部降格に伴い、とうとう今夏の退団を決意したと言われている。

他にも、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(19)、ドイツ代表DFアルメル・ベラ=コチャプ(21)、アルゼンチン人MFカルロス・アルカラス(20)の動向を注視。ニューカッスルがサウサンプトンから選手の獲得に乗り出すかどうかは不明瞭なものの、降格チームの中では人材の宝庫と見なされているようだ。