駿台甲府高校のハンドボール部が、男子として県勢初の全国制覇を成し遂げました。

駿台甲府高校を強豪に育て上げた校長が定年で退任する最後の1日に、チームは悲願の日本一を成し遂げました。

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3月29日、優勝旗とメダルを手に学校に戻った選手は拍手で迎えられます。

岐阜県で行われた全国高校ハンドボール選抜大会の決勝で、駿台甲府は茨城の藤代紫水と対戦しました。
前半を16対16で折り返すと後半はゴールキーパーの堀川が気を吐き、4連続でシュートを止め7mスローのピンチも防ぎます。

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駿台甲府 堀川陸選手:
「自分が止めたら流れが作れるので、ここは止めようという思いで」

ここからチームは一気にギアチェンジし、キャプテン古澤や山梨北中出身の八重樫が得点を重ね、34対32で競り勝ち初の日本一を掴みました。

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3月29日、学校には約100人が集まって優勝報告会が開かれました。

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駿台甲府ハンドボール部 八田政史 監督:
「校長先生のために頑張りたいという思いを強く持って戦えた。そこに集中できたからこそ優勝できた」

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この日は、八田監督の父で駿台甲府を全国の強豪に育て上げた八田政久校長が定年で退任する最後の一日でした。

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3月で退任 駿台甲府 八田政久前校長:
「37年間の教員生活で最後の最後の日に、生徒たちが私の人生をかけた夢を叶えてくれた。教師冥利に尽きます」

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駿台甲府男子ハンドボール部はインターハイと国民スポーツ大会の高校3冠を目指します。