4月、中央道の笹子トンネルで親子が乗った車にトラックが追突し、1歳の男の子が死亡しました。
高速道路でやむを得ず停車しなければならなくなった場合の対処法を調べました。
4月4日、山梨県甲州市の中央道・笹子トンネルで、親子が乗った軽乗用車に大型トラックが追突し、後部座席のチャイルドシートに乗っていた1歳の男の子が死亡しました。
軽乗用車は停車していたと見られています。
車のトラブルで高速道路で停車しなければならなくなった時、どう対処すべきなのでしょうか。
JAF山梨支部 推進課事業係 内田一輝さん:
「トラブルがあった際に車に乗っていれば安全だと考える人もいると思うが、必ず車の外に避難してほしい」
避難するのはガードレールなどの外側で、追突事故があった場合、破片などが飛んでくるおそれがあるため、車の前方は避ける必要があります。
JAF山梨支部 推進課事業係 内田一輝さん:
「車外に避難した後、次にすることは、道路交通法でも定められているので、停止表示機材を設置するようにしてください」
停止表示機材は車の近くではなく、50m以上離して設置します。
このほか、発炎筒や赤く点滅するLEDライトなどを置くことで、後続車が異常に気が付きやすくなります。
またトンネル内で車に異常が起きた場合は、その場に止まるのではなく、非常停止帯に車を止めることで安全を確保しやすくなります。
JAF山梨支部 推進課事業係 内田一輝さん:
「非常停止帯は750mごとに設置されているので、ギアをニュートラルに入れれば惰性でたどり着ける可能性が高い」
なお避難や停止表示機材の設置が終わった後は自分で修理などを行わず、救助の連絡をしてほしいということです。