山梨県は4月13日、早川町にあるリニア中央新幹線の掘削工事で出た土の仮置き場の地下水から環境基準を上回るセレンが検出されましたと明らかにしました。

セレンは自然界に分布する重金属で慢性的に過剰摂取すると脱毛や下痢などの症状がでるおそれがあります。

基準値を超えるセレンが検出されたのは早川町塩島地区にあるリニア中央新幹線の掘削工事で出た土の仮置き場の地下水です。

1リットル当たり0・01ミリグラムの環境基準を0・004ミリグラム上回りました。

JR東海から県や早川町に対して4月9日に連絡があり、県は14日に職員が現地の対策状況に異常がないことなどを確認しました。

今後周辺の井戸水などに影響がないか、調査を予定しています。