大型量販店コストコの建設工事が、あす16日に山梨県南アルプス市で始まります。
15日は運営会社の社長が来県し、地元中心に300人を雇用する事業計画などを報告しました。

UTY

南アルプス市の完熟農園跡地には会員制大型量販店=コストコの建設が決まっていて、16日に工事が着工します。
 

UTY

着工前の15日は運営会社のケン・テリオ日本支社長が南アルプス市役所を訪れ、金丸市長に工事のスタートを報告しました。

UTY

テリオ支社長は地元を中心に300人を雇用し、55%は正社員として採用することや、地元企業との商談会も実施する考えも伝えました。

UTY

また、金丸市長が来年4月のオープンの前倒しを要望すると…



コストコ ホールセール・ジャパン  ケン・テリオ日本支社長:
「私もそう思う。ここに建設部の者はいないが、今朝も早くするように伝えた」

県内初のコストコの開業に市民からも歓迎の声が上がっています。

市民は:
「近くなって、いっぱい行ける楽しみがある」
「環状線のあたりが混むと通勤時は困る心配はあるが、楽しみのほうが大きい」

コストコの開業は全国37店舗目となりますが心配されるのが…

UTY

記者:
「コストコ開業により、賑わいへの期待が高まる一方で、心配されているのが交通渋滞です」

そこで市は、こちらに当面の間、臨時駐車場を設けるほか、入り口の交差点を改良して対策をとることにしています。



臨時の駐車場はおよそ200台分で、常設の駐車場とあわせると およそ1020台の駐車が可能になるということです。



また店舗の入り口など周辺4か所で、右折レーンを延長するなど交通の流れを妨げない工夫を図るとしています。



コストコ ホールセール・ジャパン  ケン・テリオ日本支社長:
「我々としても渋滞対策を行うが、はじめの数週間はやはりどうしてもたくさんの客で混雑するが1〜2か月経つとだんだん落ち着くと思う」



なお、コストコに隣接する地域交流エリアも整備が進み、飲食店や小売店など42の店舗が入り、6月30日に開業する予定です。