自身のブラック企業勤務経験や歯科治療体験などをコミカルに描いた漫画を、ブログやSNSに投稿しているしゃけなかほい(@syake8989)さん。自身の妊娠・出産体験をつづったエッセイ漫画「逆子が治った?」では、お腹の中にいた赤ちゃんの逆子が治った瞬間を感じ取った“妊婦の勘”を描いている。本作について、作者のしゃけなかほいさんに話を伺った。


■「少しでも動いてくれるとうれしくて常にお腹に集中していました」

長男を妊娠していた頃、しゃけなかほいさんは昼間に眠くなることが多く、ほぼ毎日昼寝をしていたそう。そんなある日、しゃけなかほいさんはずっと逆子の状態だった長男が胎内で足先を動かしているような感覚を覚える。「もしかして、今お腹の中で赤ちゃんが回った?」と感じ、次の検診で産婦人科の先生に診察してもらうと、本当に逆子が治っていたのだった。

当時感じたお腹の中の“感覚”について、しゃけなかほいさんは「息子の胎動はとてもソフトタッチでした。なので、少しでも動いてくれるとうれしくて常にお腹に集中していました。あのときの動きが本当に逆子から回転するものだったのか真相は定かではありませんが、明らかにいつもとは違った感じだったことを覚えています。母親の直感なので、きっと正解でしょう!」と振り返る。

本作では長男を妊娠していた際の体験が描かれているが、「娘(二人目)はひっくり返る気がなく、逆子のままでした。特に私生活で変わったこともなく、本当に個性というか本人次第なのかなあと思います。息子のときは動くことがしんどくて、オンラインゲームしたり昼寝したりしてました」とのこと。きょうだいでも妊娠時の様子は大きく変わってくるようだ。



取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)