自身のスーパーでの勤務経験を基に、ちょっと変わったお客さんやクレーマー対応したエピソードなどをコミカルに描いた、しゃけなかほい(@syake8989)さんのエッセイ漫画「スーパーのレジでバイトしていた時の話〜噂のお客様〜」。今回はその中から、おしゃれな恰好をした常連客のおじいさんとのエピソードを紹介。さらに、本作に登場するお客さんについてしゃけなかほいさんに話を聞いた。


■「おしゃれなおじいちゃんは素敵だなと思い、いつもレジに来てくれるのが密かな楽しみでした」

いつも利用するスーパーに高級な和菓子を差し入れしてくれるお客さん。日々忙しく働く従業員にとっては、これほどありがたい存在もいないのではないだろうか。ましてやその人物がお坊さんだったとなると、自分の仕事が「善行」として報われたような気すらしてしまう。

本作で描かれたお客さんについて、しゃけなかほいさんは「このお客さんは夜遅くにいつも一人で買い物に来て、おしゃれして来るので覚えていました。歳をとってもおしゃれなおじいちゃんは素敵だなと思い、いつもレジに来てくれるのが密かな楽しみでした」と振り返る。

歴史のあるお寺のお坊さんだと知った時の心境を伺うと、「このおじいちゃんはすごい方でした!お寺のお坊さんと聞いてこじんまりした場所を想像していましたが、調べたところ広大な敷地で歴史もあり、当時の私は驚いたことを覚えています」と明かしてくれた。

接客業に限らず、いつどこでどんな人と出会うかは誰にもわからないもの。だからこそ、どんな時でもちゃんとした振る舞いを意識していたいものだ。



取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)